あるとき、志保が浪人にさらわれるが、弥七(内藤剛志)によって志保の居場所をつきとめ、助さん(原田龍二)、格さん(合田雅吏)によって無事助け出された。浪人たちは、医者である洞碩(どうせき)の妻を探しているようで志保とその女を間違えていたようであった。しかも浪人たちは、大切な書状を探している様子だった。志保はかつて勘太の火傷の経過を見にいった時、おすずの手当てを見て、彼女には医学の心得があるのではないかと思っていた。それを聞いた老公は、浪人たちが探しているのはおすずではないかと検討をつけ、弥七に調べさせる。