- 公開日
- 2008年公開
- イントロダクション
- 広島で生まれたひとつの愛。それは、時を越えた運命の愛だった――。
NHK大河ドラマ「篤姫」の脚本を手がけた脚本界の俊英・田渕久美子が贈る"ラブ・ストーリー・イン・ヒロシマ"。
四季折々の平和記念公園をはじめ、路面電車、旧広島市民球場など美しい広島の風景がスクリーンいっぱいに広がります! - ストーリー
- 不動産開発会社で働く杉本響子は33歳。海外赴任が決まった彼からプロポーズされたのに、なぜか仕事を選んでしまった。ほかに心ときめく男性がいたわけじゃないのに…。そんな折、仕事上のトラブルに見舞われ、急遽、広島に飛ぶことに――。
8月3日、広島市内を歩いていた響子は、軍服姿の若い男に話しかけられる。「ここはどこですか?」。訝しむ響子ではあったが、バイクと接触事故を起こした男を放っておけず病院に同行する。
男は、海軍少尉の矢田貝亨と名乗り、昭和20年8月3日の広島からやってきたという。初めは真に受けていなかった響子も、行くあてのない矢田貝の面倒をみているうちに、次第に彼の言葉を信じるようになっていた。
そんなある日、60年前の慰問袋が路面電車の中で見つかったという記事を目にする響子。路面電車に乗って母の見舞いに行く途中、眩しい光に包まれ現代へ来たという矢田貝の言葉を思い出し、ハッとした。路面電車に時間を越える秘密があるのか――。
やがて元の時代に戻れる可能性が見つかるが、そうなれば矢田貝は原爆投下から逃れることはできない。同じ時を過ごすうちに谷田貝への思いを募らせていた響子は、必死で止めようとするが――。 - キャスト
- 杉本響子…鶴田真由
矢田貝亨…池内博之
近藤佐和子…かとうかず子
高田課長…辰巳琢郎
黒木徹也…山口馬木也
渡辺…徳井優
山下…小林正寛
殿山徳兵衛…金田龍之介
謎の老人…小林桂樹 - スタッフ
- 原作・脚本…田渕久美子
監督…酒井信行
音楽…門倉聡
製作総指揮…加地隆雄
プロデューサー…八島賢 日野佳恵子 水野純一郎
製作…恋する彼女、西へ。製作委員会
制作協力…松竹京都映画株式会社
応援…広島でロマンス映画を成功させる会
配給…シナジー