柿沼柿沼さん:書家の柿沼康二と申します。今月で39歳の誕生日を迎えますので、水戸黄門よりも1歳年下ということになります。この主題歌を書いて欲しいというご依頼をいただいた時に、何かの間違いじゃないかと思いました(笑)。「君が代」の次に日本国民に親しまれている歌詞を書くという大役をいただきまして、身が引き締まる思いがしました。約2カ月間で400枚の書を書きました。水戸黄門のイメージを捉えて、歌詞の中に(その想いを)込めるためです。制作にあたりましては、本当に心の熱いスタッフたちに助けていただき、また、ダメだと思ったときにもこの歌詞に励まされてもう1枚もう1枚と書き続けて、ついに完成することができました。本当にありがとうございました。

鈴木さん:柿沼さんありがとうございました。それではレギュラーにご挨拶いただくとともに、40年くらい前の思い出の写真をご披露いただき、第40部への抱負を語っていただきたいと思います。それでは、水戸光圀役の里見浩太朗さん、お願いいたします。

里見里見さん:おはようございます。水戸黄門40シリーズの中で、私は佐々木助三郎を15回(部)やらせていただき、黄門を10回(部)やらせていただきまして、計25回も水戸黄門に携わらせていただきました。今年、芸能生活52周年ですので、約半分は水戸黄門に携わることができて、幸せ者だなぁと思います。そして、今回、約40年前の写真をお持ちしました。これは大岡越前で政吉を演じさせていただいた時のものです。今、テレビで水戸黄門の再放送をやっていますが、本当に諸先輩方の演技は光圀を演じるうえで勉強になります。そして、何と言っても水戸黄門は日本人の心を伝える作品、家族愛、師弟愛、兄弟愛など「愛」をテーマに作られた作品だからこそ、皆に愛されるドラマになったのだと思います。日本人の心のお手本だと思います。また、私ごとではございますが、先月、名古屋で、幕末の英雄・勝海舟の生涯を演じた『親子鷹』という芝居をしていました。勝海舟という英雄が生まれた背景に、いかに親から愛され、兄弟たちに助けられたかということがテーマになっており、水戸黄門と重なるものがあり、自分で演じていながら涙が流れてきました。家族愛の素晴らしさをつくづく感じました。そういったことを、水戸黄門で視聴者にも感じていただきたいと思います。第40部もどうぞよろしくお願いいたします。

鈴木さん:里見さん、本当にありがとうございました。続きましては、佐々木助三郎役、原田龍二さんです。この方は40年前にはお生まれではなかったと思いますが、どのような写真を見せていただけるのでしょうか。

原田原田さん:いよいよ水戸黄門第40部がはじまります。大きな節目に、こうして自分が佐々木助三郎として立ち合えることに、とてもうれしく、光栄に思います。また、今回の第40部から新たな仲間が加わりますが、ま、それはどうでもいいんですけどね(笑)。先ほど、里見さんがおっしゃられていた『親子鷹』を私も見に行ったのですが、花道を走られるシーンを見たときに「すごいな!」と、そして「負けちゃいられない!」と、ご老公にお仕えする身として思いました。そして、このお方に仕えているという喜び、そしてこれからも、このお方に仕えていこうという決意をした次第でございます。

さて、写真ですが、40年前は、まだ生まれていませんが、昭和54、55年頃、10歳くらいに弟と撮った写真ですね。こうやって見ると、いかに番組が長く続いているかを実感できますね。これからも里見黄門を中心とする水戸黄門をこれからもよろしくお願いいたします。

鈴木さん:ありがとうございました。続きましては、渥美格之進役・合田雅吏さんです。お願いします。

合田合田さん:合田さん:渥美格之進役の合田雅吏です。よろしくお願いします。この間、テレビを見ていて思ったのですが、今、ドラマなどでもやっていますように執事ブームのようですね。ある意味、私が演じる格さんもご老公の執事であるのかなと思いました。黄門様のボディガードでもあるし、お世話をしたりもするということで…名付けるなら侍執事ですね(笑)。さて、僕の写真ですが、生まれてすぐくらいのものです。僕が生まれたのが1970年1月なので、第1話の放送中かもしれません。この写真の頃は、すでに里見さんは第一線で活躍されていたわけですよね。僕はもうすぐ40歳になります。アラフォーの侍執事として、水戸黄門を愛してくださるファンのためにも誠心誠意頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いします。

鈴木さん:ありがとうございました。続きましては、疾風のお娟役の由美かおるさんです。どうぞ。

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