由美さん:私は、水戸黄門のレギュラーになりまして25年目になりました。本当にいつも皆さんのお陰と感謝しております。日本の伝統、そして日本人の心、そういったものをこの番組を通じて皆さまに伝えていければいいなと思っております。私の役どころは黄門様を助け、世のため、人のためにいい世の中をつくっていくという忍者役でございます。世の悪人どもよ覚悟しな!なんて感じです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
加藤アナ:由美さん、ありがとうございました。さて、今シリーズはこのコンビからも目が離せません。大変ユニークなコンビ、ちゃっかり八兵衛役、林家三平さんと新吉役の伊澤柾樹くんです。
林家さん:じゃあ、柾樹くんからいくか!
伊澤くん:みなさんこんにちは、新吉役の伊澤柾樹です。新吉はおっかさんを見つけたいと思い、一生懸命旅をしていますので、よろしくお願いします。
林家さん:本当に新吉くんは明るいです。ご老公も明るいんです。現場にはいつもダジャレが飛び交っています。ご老公は「毒を飲んだら、ドクターを呼びなさい!」ですとか、新吉くんは「最高のところに、さあいこー!」といった感じでダジャレ大会になって、なごやかな現場になっております。第41部もどうぞよろしくお願いいたします。
加藤アナ:三平さん、伊澤くん、ありがとうございました。そして、常にご老公をお守りする忍びといえば、この方、今回で5シリーズ目となりました風車の弥七役は内藤剛志さんです。
内藤さん:こんにちは、内藤です。水戸黄門は伝統のある番組ですので、5シリーズやっておりましても、まだまだですが、今回も全速力で走りたいと思います。30年ほど前にはじめてTBSのドラマに出させていただきました。そのとき30年後にこのような伝統ある番組のレギュラーになれるなどとは本当に思っていなくてずっと役者を続けてきてよかったと、この場に立てることをとても嬉しく思っております。もちろん第41部、水戸黄門の魅力を感じていただくことが第一ですが、昨今時代劇の元気がなくなっております。このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が時代劇ファンとなってくださいますよう、微力ではございますが、全力で頑張っていきたいと思っておりますので、皆さま応援のほう、どうぞよろしくお願いいたします。
山本アナ:内藤さん、ありがとうございました。このように皆さんにお集まりいただいておりますので、普段は聞けないことを聞いてみたいと思っております。それでは、里見さんに…
里見さん:何でしょうか?
山本アナ:今回はどのような旅立ちになるんでしょうか?
里見さん:薩摩藩というのは日本でも裕福な藩ですが、その薩摩藩を幕府は機会があればつぶしてしまいたいと思っています。それでも、薩摩藩は頭がいいので潰れない。そこを狙っているのが、柳沢吉保です。そして薩摩藩に密貿易の嫌疑がかけられます。ご老公がその真実を確かめにいくといった形で薩摩への旅立ちをいたします。その旅の途中で知り合ったのが、新吉です。新吉にはお母さんがいないのです。というよりお母さんの居所がわかりません。小田原にいるんじゃないのか、沼津なのか、名古屋なのか…と居所を探しております。実際まだ私たちも、新吉がお母さんと会えるのか、また会えるならどのように会うのか、わかっておりません。そんな新吉を引き連れての楽しい旅でございます。非常に人間味豊かなドラマが全体を通して続いていきます。
山本アナ:とてもスケール感がありそうなお話ですね。
里見さん:そうだと思います。
加藤アナ:ありがとうございました。続きまして、今回が11回目の助さん・格さんコンビとなります、原田さんと合田さんのお二人に伺いたいと思います。長くコンビを続ける秘訣、また第41部の見どころも伺いたいと思います。よろしくお願いします。
原田さん:幸いなことに僕と合田くんは同世代なので、その辺りも関係しているかと思います。基本的にコンビに関わらず、長くレギュラーをやるにあたっては、里見さんを中心に家族のような関係があり、口には出しませんがお互いを敬うことが秘訣だと思っています。それと、基本的にはご老公がいらっしゃっての助さん・格さんといった主従関係を私は意識していますが、ご老公のもとを離れて行動する際には、助さん・格さんそれぞれの役どころに集中することによって、自ずとして一人の男してのキャラクターが見えてくると思うので、その辺りの役づくりもコンビを続けていく、長続きさせる上での秘訣だと思います。そして、今シリーズでは若い女性ゲストがたくさん出てきます。個人的にも楽しみにしているのですが(笑)、現代のファッションとは対照的なきれいな和服姿をたくさん見ていただけるのも見どころのひとつかと思います。
加藤アナ:原田さん、比較的女性に対するコメントが多く感じられるのですが…
原田さん:気のせいじゃないですか?(笑)。そう、それと今回の第1話で、助さんは許婚であった美加さんと結婚することになってしまいました。
山本アナ:「しまいました」って…(笑)
原田さん:結婚の儀をすませ、所帯持ちになってしまったんですが、何しろ助さんは旅をしているので、自由なんですね(笑)。