水戸黄門

2017年10月4日より 毎週水曜 よる7時 BS-TBS

C.A.L.

各話あらすじ

第二話 「想い繋いだ左馬茶碗(浪江)」 2017年10月11日放送 脚本:尾西兼一  監督:矢田清巳

老公一行は、大堀村まで足を延ばしていた。途中、九郎太ら忍びの一群に襲われるも、間一髪で弥七に救われる。と、その時、騒ぎに驚いた青年・左馬の手から荷車が滑り出し、運んでいた土塊をぶち撒けてしまう。聞けば左馬は、大堀村の郷士・半谷仁左衛門のもとで下働きをしながら器を焼いているという。焼き物に情熱を傾ける左馬に感心を寄せる老公。だが、仁左衛門の娘・彩は、塞ぎがちな左馬が気がかりだった。
明け方、左馬を叱る仁左衛門の声が聞こえる。左馬は、隣村の役人・安原太右衛門から、自分の窯を持たせてやると唆され、藩への献上品にしか許されない駒(馬)の絵を描いた茶碗を焼いたのだ。焼き物で名を成して彩と夫婦になりたい。左馬の思いに胸を締め付けられる老公らであった。
ところが、その左馬の駒の絵の茶碗が中村藩家老・沼田帯刀の嫡男・京太郎の手に渡ってしまう。彩を差し出せばすべて帳消しにしてやると仁左衛門に迫る京太郎。すべては、京太郎が彩を我がものにするために太右衛門と仕組んだことだったのだ。