助さん格さんに隠れて御老公が訪ねたのはかつて情を交わした女が商う味噌問屋。だが、女は既に他界し、娘が後を継いでいた。『こなつ』という名を聞き、動揺する御老公。それは「女の子を授かれば名付けよう」と約束していた名だった。折しも、代官の悪だくみで、店は商い禁止を迫られ、美貌のこなつは清らかな体を狙われる。我が子かもしれぬ娘に、御老公は何ができるのか・・・。


助さん格さんに隠れて御老公が訪ねたのはかつて情を交わした女が商う味噌問屋。だが、女は既に他界し、娘が後を継いでいた。『こなつ』という名を聞き、動揺する御老公。それは「女の子を授かれば名付けよう」と約束していた名だった。折しも、代官の悪だくみで、店は商い禁止を迫られ、美貌のこなつは清らかな体を狙われる。我が子かもしれぬ娘に、御老公は何ができるのか・・・。